創業1920年、ブレずに貫き通した非鉄金属の専門問屋

昭和40年代の糠加金属社屋

糠加金属は1920年(大正9年)の創業以来、「取引先と共に繁栄する」という経営理念のもとで、常に目の前のお客様にご満足いただけるよう全力を尽くしてまいりました。その過程は決して平坦なものではありませんでしたが、100年におよぶ歴史を刻むことができたのはお客様、ビジネスパートナーの皆様をはじめ、多くの方々のご理解、ご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

当社がこれほど長きにわたり私たちが事業を続けてこれたのには、3つの理由があると考えております。
ひとつはものづくりへの真摯な姿勢。
そして常に時流に合わせ、確認と修正を行い、変化と成長を積み重ねてきたプロフェッショナル精神。
最後に人・地域・環境との調和を大切にする企業風土。
それらをブレずに、愚直に続けてきたからこそ、困難な時を乗り越えてこれたのかと考えております。

安定した供給力と短納期・少量取引においての対応力

私たちは創業以来、取引先の操業を決して止めない安定供給を社是として、仕入れ先・取引先様との信頼関係を築き約100年間にわたり商売を続けてまいりました。
2011年の東日本大震災時に競合他社が1ヵ月納期となった際にも、当社は即納体制を維持するなど、その社是を守り抜いた結果、50年以上にわたって取引を続けさせていただいている企業様も多数ございます。
「納期が1日しかない」「少量取引でお願いしたい」。当社ではこうした多品種・短納期・小ロットなどの厳しい課題に対しても、専門問屋だからこそできる自前の物流拠点と独自の物流体制により、常に柔軟できめ細かい対応できる体制を整えております。
さらに当社は、エコアクション21に準拠した経営を行っており、資源の消費や環境への負荷を出来るだけ抑制するという循環型社会の確立に応えるための取り組みを全社挙げて積極的に推進しております。

材料の選定から最終製品の品質管理まで、すべてを任せられるダイカストのスペシャリスト

当社は非鉄金属取り扱い専門問屋として一般的な汎用亜鉛・アルミ合金地金から特殊な幅広い種類の地金を取り扱ってきました。その長年培ってきた実績と経験、そして幅広いネットワークを駆使して、材料の選定をはじめとして、生産設備、製造業者の選定、製造過程での成分分析・行程改善提案、金型の廃棄、スクラップ、産業廃棄物の回収までトータルにサポートいたします。
近年では特に亜鉛合金に特化し、亜鉛地金卸売業界では豊富な地金在庫を有し高い売り上げを維持しております。また合金研究に必要な知識と技術をもった役員が存在し、亜鉛ダイカスト研究の第一人者であるサトウ鋳造技術研究所との強固なネットワークも築いております。そうすることで高い技術と経験を必要とする高品質・高付加価値ダイカスト製品の元になる材料において安定した供給を可能とする体制を整えてまいりました。
ダイカスト業界の川上から川下まで一貫したサービスを提供し、外部の最先端研究機関とのネットワークによって、お客様の抱える課題に対し、常に高品質で最適なソリューションをご提案することができます。